南仏サントロペの港が描かれた美しいリトグラフ作品です。彼の港町シリーズの中でも完成度が高く、水面の反射が幾層にも重なり、まるで時間が止まったような静寂を感じさせます。
ベルトー=マレはフランスの「海洋詩派」と呼ばれる流れに属する画家で、戦後のモダンリトグラフの中でも「詩的リアリズム(Réalisme poétique)」の代表格の一人と見なされています。
彼の作品は、ジャン・カルズ(Jean Carzou) や ベルナール・ビュフェ(Bernard Buffet) ほど劇的ではなく、静謐で叙情的な方向性を取ります。
これは1950〜1970年代のフランスで流行した「港町の夢」の系譜にもつながっています。
古いものですが、とても透明感のある作品に仕上がってます。玄関に飾ってますが、室内がとても明るくなる印象です。照明の関係で右下に反射した光の筋が映り込んでます。
サイン、エディション番号(207/250)共に鉛筆で書かれてます。
“Port de Provence” または “Antibes, le port” 系列作品
- 技法: リトグラフ
- テーマ: 風景
- 色合い: 青系
- フレーム: 木製フレーム
- アーティスト名: ジャン=ピエール・ベルトー=マレ JP Baraux-Maris Jean-Pierre Bertaux-Marais(1936-)
- サイン: あり
- サイズ: 約84cm x 63.5cm
制作年代
1970年代後半〜1980年代前半と推定
主題
南フランスの港町(プロヴァンス〜コート・ダジュール地方)
Antibes, Cassis, Saint-Tropez
フランス ブルターニュ サントロペ アンティーブ(Antibes)の港/Port Vauban エメラルドブルーとターコイズ
カテゴリー:
ホビー・楽器・アート##美術品・アンティーク・コレクション##版画